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静岡の介護・みなサポ | 地域介護力・日本一都市(静岡市) 静岡・介護文化を育てる会 -オフィシャルサイト-

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 見学リポート NPO法人スリーA 予防デイサービス「折り梅」

「折り梅」は、脳活性化訓練教室・認知症予防脳活性型デイサービスです。
松井久子監督第2作、映画『折り梅』。
実話に基づいた「老いと介護」という高齢化社会の日本で誰もが抱える問題をテーマにストーリー展開している映画の設定モデルとなったデイサービスとしても知られています。
ご案内いただいたのは、増田未知子所長。

〒421-0105 静岡県静岡市駿河区宇津ノ谷逆川22-3
TEL:054(268)5521・FAX:054(268)5528
営業日:月、火、木、金(祭日休み)
利用地域:静岡市、藤枝市、焼津市、島田市の方

ホームページ:http://suri-a.jp/




 ここからは、Q&A形式でお伝えします。

Q まずは、NPO法人スリーA デイサービス「折り梅」について教えてください?

 高齢者リフレッシュセンタースリーAでは、認知症の重度化を予防する「スリーA」方式を全国に広めるべく、各地で
  認知症予防研修会を開催しています。
  予防デイサービス「折り梅」は、認知症の初期段階から予防することで、認知症の重度化を予防する「スリーA]方式
  を取り入れ、家族と生き生き過ごすお手伝いをしています。

  スリーAとは、あかるく
         あたまをつかって
         あきらめない

  この3つの頭文字=
「A」がキーワード



「スリーA」方式は、
「認知症の進行をとどめるだけでなく、現状よりも良い状態にしたい」という前向きな想いがあります。
①寂しい心を癒す“優しさのシャワー” 
②生活の質を高める 
③脳リハビリを行う
 を実践し、
これら3つの相互作用によって認知症の予防に取り組んでいます。
この「スリーA]方式は、
認知症予防学会で優秀賞をいただくことができました。


Q 折り梅のことを教えてください?
 折り梅の定員は12名。認知症状と診断された方が対象となります。
  要支援1~要介護5までの方が、週2回(月・木コースまはた火・金コース)参加しています。
  
利用者は脳活性化リハビリを行ない、その成果を6ヶ月ごとにMMSテスト・かなひろいテストで判定します。
  テスト結果は、グラフ化しているので、その方の症状の変化がひと目で判るようになっています。

Q 食事・入浴・外出などについて教えてください

 折り梅では、昼食は外部給食、入浴のサービスは
  行ないません。
  その理由は、職員と利用者様とのかかわる時間を
  増やすことにあります。
  認知症の悪化を遅らせ、今より良くなるためには、
  様々な脳リハビリを積極的に行なうことだと考え
  ています。
  外出は、この施設の特性を活かし、山への散歩に
  行きます。
  自然に恵まれた景色を眺めながらの散歩は、こころの穏やかさに繋がっています。

Q 認知症対応型デイサービスは地域密着型サービスですよね。
  それなのに藤枝市、焼津市、島田市も対象になっているのは何故ですか?

 「スリーA」方式が各方面より評価されています。
  そのため、静岡市と藤枝市・焼津市・島田市が利用契約をしている形での特別の許可をいただいています。

Q 「スリーA」方が全国で広がりを見せていると聞き及んでいますが、現状はいかがですか?
 昨日まで研修会がありました。各地域から大勢の方が研修会に参加いただきました。
  関西支部の「さくらそう」では、「スリーA」方式の普及に、そして制度化に向けて積極的に活動しています。
  
残念なことに、地元静岡では、あまり進んでいないことが残念に思います。

Q ここで少し、ご自身のことを教えてください?

 私は元看護師です。病院の総婦長をしていました。
  アメリカで老年学を学んだ知識や精神科の看護経験を活かし、認知症介護をより前向きに考え、認知症予防としての
  「スリーA]方式を提唱し、現在色々なところで普及活動をしています。

Q 折り梅の取り組みとして何か変った試みがありますか?
 ヒヤリハットは、結果として事故につながらなかったが、その可能性があったことを事例化とすることで事故を未然に
  防ごうとするものです。
  折り梅では、
「うれしいハット」を推進しています。
  利用者様とのかかわり合いの中で生まれた
「うれしかったこと」を記録しています。
  
介護の良い面を記録することで、介護の仕事へのやりがいや前向きな姿勢を持って欲しいと思います。
  

  増田所長、丁寧なご説明をいただき、有難うございました。

最後に実際にデイサービスを見学させていただきました。

この日の脳リハビリメニューは「趣向を凝らしたカルタ」でした。
読み手のスタッフ1名と、4人ごとの3つのグループに分かれて、そこには1・2人のスタッフがサポートしていました。
ひとつのグループは、読み句の途中からどんどんと札を取っていきます。
「早い!!」
もうひとつのグループは、少し経ってから札に手がかかります。
残りのひとつのグループは、職員が声をかけています。
「○○さんの前あたりだよ!」「黄色いのだよ!」などの、
ヒントを伝えています。
「微笑ましいです!!」
ゲームの合間にもご利用者それぞれが会話をしていて、
その内容がとてもユニーク。
「面白い!!」
ワイワイ、ガヤガヤ、そして笑い!!
「楽しそう!!」
時間も忘れ、30分以上、その様子を見てしまいました(⌒-⌒)

増田未知子所長も終始笑顔でその様子を見守っておられました。

今回の見学では、増田未知子所長の認知症予防というものに対する熱い思いを感じることができました。
少しでも長くご自宅での生活をして欲しい!そして何よりも強く感じたのが、
「決してあきらめないで欲しい!」というメッセージを受け取ることができました。
「認知症の進行ををくいとめたい」「あきらめたくない」という思いのご家族の方は、
一度、スリーA デイサービス「折り梅」さんに相談してみてください。



デイサービス「折り梅」のパンフレットはこちらより 表面中面