A:多くの職種やスタッフが関わる介護ではお互いに伝える努力が必要です。家族が「おや?」と思うことを率直に言い合える関係が理想です。家族から相談をなげかけられたら、その場だけの対応をしてしまうと良い関係が作れません。これらは認知症の本人に快適な日常生活をおくってほしいからです。疑問に思ったら勇気を出して後回しにせずに、小さなことでもよいので率直に話し合いをしましょう。また、ずっと通院しているのに医師から脳血管性の認知症なのかアルツハイマー型認知症なのか説明を受けていなかったり、受けた説明が難しくて分からないままにしている、といった家族もいます。「おや?」「なんだか・・・」という気持ちが解消されなければ、医師や医療機関を変えてみてはいかがでしょうか。
率直に希望や都合を伝え、話し合う努力をしましょう。受けた説明がよく分からなければ、分からないと伝えましょう。説明を受けてしばらくたってから、「あのことはどうだろう?」と思うことはたくさんあります。そのときは次の機会や待てなければ問い合わせてもいいでしょう。また、サービス利用に際しては自分達の希望や都合をきちんと伝えましょう。介護はさまざまな職種の人たちに介護のパートナーとしてお世話になります。よりよい介護を行なうためには是非話し合う機会を多くもって下さい。
認知症の人と家族の会の会員さんからのコメントでは、妻が特養に入所している今は、介護の主なパートナーは介護スタッフの方々です。「車椅子に乗せるので手伝ってくださ~い!」と、協力をお願いしています。そのほかにも私がいないときでも車椅子に乗せてほしい。妻のそばを通りかかったら声を掛けてください、とお願いしています。家族の中には「世話をしてもらっているのだから、そんなこと言えない」という人がいます。しかし、一番大切なことは、本人が日々快適に、楽しく暮らせることです。そのために家族もスタッフも協力し合って介護していくべきだと思います。と、その通りだと思います。疑問に思ったり、嫌な思いをされたら、話し合いましょう。それが本人中心のケア、パーソンセンタードケアの原点なのです。
教えて ホーム長 Q&A | ||
項 目 別 |
症 状 | 食事に関するお悩み……………………………………………Q07・Q19・Q54・Q68 排泄に関するお悩み……………………………………………Q12・Q27・Q31・Q76・Q79 物忘れ(妄想)に関するお悩み………………………………Q06・Q08・Q11・Q23・Q67・Q74 同じ事を聞く(独語)に関するお悩み………………………Q04・Q35・Q40・Q74 暴言・暴力・破壊に関するお悩み……………………………Q10・Q34・Q53 生活(着替え・歯磨き )に関するお悩み………………………Q20・Q46 コミュニケーションに関するお悩み…………………………Q21・Q55・Q71 収集癖に関するお悩み…………………………………………Q30・Q32 車の運転に関するお悩み………………………………………Q05・Q80 入浴に関するお悩み……………………………………………Q13 睡眠に関するお悩み……………………………………………Q18 徘徊に関するお悩み……………………………………………Q49 落ち着きがない…………………………………………………Q43 火の始末に関するお悩み………………………………………Q56 |
介 護 | 家族の気持ちに関するお悩み…………………………………Q01・Q09・Q47 遠方の介護に関するお悩み……………………………………Q02 仕事と介護に関するお悩み……………………………………Q03・Q36・Q54 介護の方法等に関するお悩み…………………………………Q14・Q25・Q28・Q65 認知症という病気(種類)について…………………………Q15・Q22・Q37・Q44・Q52・Q77 予防(早期発見)について……………………………………Q26・Q78 専門医(検査)について………………………………………Q24・Q42・Q45・Q72・Q73 手続き・連絡に関して…………………………………………Q29・Q39・Q51 施設について……………………………………………………Q41・Q61 相談する場所について…………………………………………Q16 |
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その他 | 本人へ伝える……………………………………………………Q48 アルコール………………………………………………………Q57 性的なお悩み……………………………………………………Q58 受診を拒む………………………………………………………Q59 薬を飲まない……………………………………………………Q64 感染症……………………………………………………………Q70 |