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認知症患者さんの徘徊がおさまった「やすらぎチェア」
投稿日 : 2015/09/30(Wed) 11:09
投稿者 事務局 松田
参照先
今年も10/7(水)から3日間、東京ビッグサイト(有明)で国際福祉機器展が開かれる。毎年、新しい福祉機器が登場するが、昨年、海外メディアに取り上げられ話題となった介護グッズがある。
「やすらぎチェア」という介護用品だ。イス自体が、大きな人形が座っている様になっていて、長い手も付いているので座る人は後ろから抱きかかえられているような感じになる。
開発会社のHPには、<不安から情緒不安定になり、徘徊をしていた認知症患者さんに、やすらぎチェアに座ってもらったところ、人形に抱かれることで安心したのか徘徊がおさまり、人形の手をさすりながら微笑む姿が見られるようになりました。>とある。
認知症の徘徊には、することがないのでぶらぶらするタイプと、強い思い込み(妄想)に突き動かされて目的地に向かおうとするタイプがあるようだ。後者は、制止すればするほど興奮が強くなり収集がつかなくなるとの事。理由を聞きだしてあげたり、心配していることを共有したり、安心できるような対応を工夫したりすると良いようだ。「やすらぎチェア」は徘徊患者に安心を与えるという事なのだろう。
今年の国際福祉機器展では、どのような介護用品が出展されるのか楽しみである。
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