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【自分の力で再び！！意志を感知しアシストするロボットスーツ】
今年も国際福祉機器展が、東京ビッグサイト(有明)で10/7〜9に開催された。14か国522社が出展するアジア最大規模のこの展示会には、3日間で119,075人が来場した。
　多くの展示品から、今回はサイバーダイン社が開発した「ＨＡＬ」に注目したい。ＨＡＬは、数年前より実用化されていて、レンタルも購入も可能なロボットスーツである。装着者が身体を動かす時、脳から筋肉へ送られる“生体電位信号”を読み取り、下肢タイプでは歩行や立ち座り・上腕単関節タイプは腕の動かし・腰タイプは介助時の動作をアシストする。すごい所は、装着者の意志が反映され、思いに応じて動くため「自分で動かせた」という感覚を装着者が持つことができる点だ。
　茨木県つくば市にある「イー未来」という先進デイサービスでは、ＨＡＬなどの先端機器を活用するトレーニングプログラムを実施しているとのことだ。そこのスタジオでは、一般の方にもＨＡＬを装着・体感するコースもある。
　ロボットスーツや介護ロボットは、介護業界の「介護従事者の不足」「介護従事者の負担増」「国の介護費用の増大」といった問題をも解決へと導くと考えられる。実生活での益々の浸透に期待したい。

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