静岡の介護・みなサポ | 地域介護力・日本一都市（静岡市） 静岡・介護文化を育てる会 －オフィシャルサイト－
| 見学リポート 介護老人保健施設「星のしずく」 |
介護老人保健施設「星のしずく」は、富士市に本部を構える「医療法人財団百葉の会」グループが運営するの施設です。静岡駅方面からは、北街道を清水方面に。
唐瀬街道を左折して、約1.1km。
交差点を右折した場所にありました。
最初に驚かされたのは、高級感のある建物です。
北欧の建物をイメージするような白を基調としたホテルのような雰囲気です。
中央に位置した中庭に立つと、その素敵な全体像がより鮮明となり、老人ホームだとは、誰もが解からないのではないでしょうか。
〒420-0805 静岡市葵区城北87番地
TEL：054-200-5555・FAX：054-200-5558
http://www.hoshino-shizuku.jp/
「星のしずく」は、「選ばない、断らない、見届ける」を目指しています。
そのため他の老健(介護老人保健施設)、特に在宅強化型とは異なり、最期の時まで見届けるという方針です。
居室は、100床・全室ユニット型個室です。各室の広さは約7帖で、トイレ・洗面は付いていません。
1階は、事務室・デイルーム・ショートステイ他一部は居室。
2階・3階とも、中央部は吹き抜けになっていて、キッチンとリハビリスペース。左右には対照的な形の2ユニットずつとなっていて、ユニット中央部には、食堂スペースと居室となっていました。
3階の居室は、和室となっていて、部屋の入り口も和室を感じさせる趣きのあるお部屋となっていました。
キッチンでは、ご利用者自らが料理を作っていました。
とても楽しそうな表情を見せています。
夜間のヘルパーは、2ユニットを1名が担当します。
他の老健は、夜間に看護師が常駐していますが、「星のしずく」は夜間の常駐看護師はいません。
しかし、ヘルパーが喀痰吸引等（たんの吸引等）の資格を取得していて、夜間も対応してくれるとのことです。
S字型洗面台や介助用イスの配置されたトイレやヒノキ浴室などの各所に、ご利用者への気遣いと共に、そこに働くスタッフへの配慮が現れていました。
ご利用者ばかりに目を向けるのではなく、そこで働くスタッフへの配慮は、結果的にご利用者にとってのプラスになるのだと思いました。
◎ご利用条件は
65歳以上で、介護認定を受けられた方40歳から65歳未満で介護認定を受けられた方
※入所は要介護1～5と認定された方
短期入所・通所リハビリは要支援1～要介護5と認定された方
◎医師体制・処方は
平日日中は、常勤の医師と看護師がいます。
医療依存度の高い方のケアやターミナルケアもご本人の意向とご家族の理解のもと取り組んでいます。。
入所の方は原則として、主治医は施設医となり、薬の処方他が施設サービスとなります。
| 星のしずくで提供しているその他のサービス |
通所リハビリ・介護予防通所があります。
| 最後に取材をしての感想です。 入所されているご利用者の皆様は、とても明るい表情をしていたのが印象に残りました。 厚労省の指針により、老健の長期入所は大変厳しい状況になっていて、在宅強化型ではない従来型の老健もあまり長期の入所はできなくなってきています。  そのような状況の中、見届ける「星のしずく」は、ご利用者にとって大変有り難い施設です。その人気の高さでしょうか、入居は申し込んでから1年半以上かかるとお聞きしました。 老人ホームとは思えないような高級感、そしてご利用者への気遣いはもちろん、 働いているスタッフへの配慮を大切にしている施設。 そこには、選ばれる理由があるのだと思いました。 丁寧にご案内いただきました相談員さん、有難うございました。 |