ひと月ほど前、夜店に行こうと家族で向かっていました。
そこで、遠目にも何かしら困っている様な女性を見止めました。
介護に携わる仕事をしている為か、一目見てピーン!ときました。
認知症による徘徊だなと。
やはり女性は、すれ違う時主人に「○○さんのお宅を訪ねてきたんだけど・・・分からなくなっちゃって・・・どこか分かりますか?」と話しかけました。
幸いと、自ら免許証を出して「私はこれなんだけど」と言ってくれたので、ネットで調べて自宅に連絡を入れる事ができました。
が、電話に出られた息子さんは「仕事で手が離せないので、家の大まかな方向を指さしてくれれば、自分で帰るから。」との返答でした。
そろそろ日も暮れかけた時間帯でしたし、その場所から自宅までは2Km以上。女性の足では、迷わずに歩いても30分以上かかると思われました。
結局、送って頂くべく、おまわりさんに来てもらいました。
徘徊は毎度、毎度の事で、ご家族は普段から大変な思いをしているのでしょう。
お母さんが迷うたびに迎えに行っていたら仕事にならない。よく分かります。
でも、このままでは、事故に遭う確率も高まりますし、そのまま行方不明になってしまったら大変です。
では、どうしたらお互いいいのでしょうか。
徘徊防止のカギを玄関につける(閉じ込めるのは・・・)、GPS付の靴をはかせる(お気に入りの靴があれば履かない)、出入りが分かるようにセンサーを付ける(分かっても離れた場所からどうしようもない)、プロの警備会社などと契約する(表情など様子が分からない)・・・など、色々な対策がでていますが、どれも一長一短の気がします。
私がいいと思ったものは、【スマカメ】です。
インターネットを利用した、簡単に取り付けられる防犯カメラの様な物と思って頂くと想像がつきやすいです。
自分のスマホで、離れた場所から状況が確認できます。表情や声も分かり、安否確認にもなります。
また、スピーカー付のものは話しかける事もできます。
料金は、カメラ+マイクのタイプのもので6,640円(amazon 9/2調べ)。
暗視撮影もできるカメラ+マイク+スピーカー付のもので11,158円(amazon 9/2調べ)。
外へ出て行こうとする認知症高齢者さんに、
「お母さん、どこへいくの?」「○○さんは今日出掛けていないから明日にしたら?」など声をかけられたら、思いとどまるかも?!ですね。
* 参考ページ:みなサポ 「認知症Q&A」 Q49 目的も無いのに出歩きます。どうしたらいいの?